予約 入校 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 卒検 免許更新
2018年
7月30日
先日ふと大型二輪を取りに行こうと思い立ったので、授業中にiPadを操作して、8月7日の入校予約を行った。普通二輪を取ってから早2年強。そろそろ取りに行かな学生生活終わっちまうぞということで、この夏ついに3度目の中部日本自動車学校へ。時間はあっという間に過ぎるね...以前教習に通っているので30000円割引。さらにネットで予約するので2000円割引!太っ腹すぎるぞ、中部日本!
8月7日
予約した入校日、夏休み4日目。Airタイムは発動せず、14時にR25で到着。方向音痴極まりない僕が、中部日本への道覚えているかチャレンジしてやろうということで、敢えてナビを使わなかったけど流石に、ね。受付のお姉さんに手続きしてもらい無事入校。
途中、「取り回し」という大型二輪とふれあうコーナーがあった。担当してくれたのはインストラクターNeck。押し歩きしたり、跨ったり、引き起こしたり。流石にNC750だ。愛車よりデカかった(小並感)。これが出来ないと教習受けさせてくれないのだろうか...
ちなみに、車校ではやっぱりスタンド払ってから跨るようだ。スタンド払ってないのに発進したら引っかかって危ない!ということなんだろうけど、今のバイクはスタンドが降りてる状態で1速に入れるとエンストするので案ずるに及ばず。普段は「跨る→スタンド払う」だけどこれから暫くは、「スタンド払う→跨る」だから跨るときにこかさないように注意しなければ。
車校のプロテクターを付ける代わりに
Daineseのプロテクター付きジャケットを着て良いかNeckに訊いたところ、結城先生(小4の担任に似てるので)に確認を取ってくれて、OKとのこと。これであのちょっとばかし煩わしい教習前のプロテクター装着から解放されそう。でも、夏用Daineseズボンは持ってないので脚は付けないかんけどね。赤髪で証明写真を撮って今日はバイバイ。
数時間後、受付のお姉さんから「大事な事訊きわすれちゃって。ハーレーコースじゃなくて大丈夫?」という電話が。もちろんHondaのNC750でヤりますよ♪
8月22日
夏休みの混雑からか、入校から初教習まで随分時間が空いてしまった。多くの期待と少しの不安を胸に秘めながらR25を駆り到着すると、さっそく問題発生。Daineseのライダースーツのうち、唯一夏用のズボンを持っていないので、代わりにジャージのズボンを着用していたのだけれど、教習手帳に書いてある通りジャージは禁止らしい。いけるかなぁと思って敢えて履いていったんだけどダメでした(笑)でも初犯ということで、優しいH氏が許してくれた。ありがとう!
初回なので
緑ゼッケンと脚のプロテクターを装着して、準備体操をしてから並んで元気よく挨拶。2時間連続で、今日の担当インストラクターは鈴木亮平似の
蕎麦くん。家に帰って調べてみたら四輪のとき、第1段階の13回目で担当してくれていたらしい。流石に覚えていない...
(追記)蕎麦くんは鈴木亮平似の人とは別人でした。二輪特有の乗車券と担当の名前が一致しない現象により惑わされていました。 なんかおかしいなあと思ってたんだよ
(後付け)
でも実際に蕎麦くんは四輪の第1段階の13回目で担当してくれてて、クラッチを使わなくてもギアチェンジ出来ることを教えてくれた人だということを思い出しました。流石☆自慢の☆記憶力!
前は自分で好きな教習車を選べたけど、現在は鍵を渡されて乗るバイクを指定される方式に変わっていた。余程鍵を持って帰る人が多かったのだろうか。燃料タンクがタンデムシートの下に、荷物入れが前にあるということで普段のバイクとバランスが違うかもねという話をしてもらい、教習が始まった。普通自動二輪の免許持ってるなら大丈夫だよねと言わんばかりか、思った以上に操作を任せてくれて嬉しかったですね。
思ったことと言えば、インストラクターはぴっちり左側を走る。うめえ。僕もできる限り左側すれすれを走る。周りの教習生はゼッケンの色に関わらず真ん中を走っていたので、僕の努力と技量に気付いていることを願うばかりだ。S字、クランク、8の字、そして坂道発進も難なくクリア。ただ、一本橋は最初からタイムを意識しすぎて落下してしまう。
YouTubeで見かけた一本橋の化け物(0:55~)を真似する手掛かりをこの教習中に見つけられるのだろうか...
今日指摘されたのは、
・前輪ブレーキレバーに指を4本でかける
・座る位置をもっと前に
でした。ブレーキレバーはまあ確かにごもっともです...。頑張って直そうと思います。座る位置は、バイクの種類と状況に合わせてという感じでした。
一度もこけずに教習終了。次回から
青ゼッケンの許可を頂いた。でも、もう少し
緑ゼッケンでもよかったな。え、何故かって?普通自動二輪の
緑ゼッケン達から感じる「え?なんでアイツ
緑ゼッケンなのにスイスイ走れるんだ??!?」という羨望の眼差しをもっと浴びたかったからさ!
お昼に芳乃家で白つゆきしめんを食べて、歯医者さんで虫歯の治療をしてもらった。今日は過去一で削ったので超痛かった。
その後、家で洗濯してから適性検査を受けるためにカマロで本日2度目の訪問。四輪の建物が懐かしい。少々の視線を感じながら迷うことなく教室に到着、待機して3度目の適性検査を受けた。驚いたのは、
ロールシャッハテストが出題されていたこと。精神科の勉強中、なんか知ってるな~と思ったのはここでやったことがあったからでした。注意深く見てみると「気分の浮き沈みが激しい」「落ち込むことが多い」「細かなことにこだわりがある」「一度気にすると頭から離れない」など、まるで精神疾患を炙り出すような質問ばっかりだ。精神科を履修済みの気になった医学生は、中部日本に再入校して適性検査をもう一度受けてみることをオススメします。
8月23日
昨日に引き続き今日も2時間連続教習だ。
青ゼッケンですよ今日から。中部日本に着くや否や、パラパラと雨が降り始めたので初めてカッパを着ながら教習することに。ところがぎっちょん、またもや教習が始まるや否や、雨が止んで燦々と日光が降り注ぐではないか。前世が熱帯に住む両生類の僕でも、炎天下でのカッパは暑さを感じざるを得なかった。
さて、本題。1時間目は今日も鈴木亮平似(以下、亮平くん)に教えてもらった。初めての波状路、正直舐めてた。凸凹あるだけやん、なんてさ。ごめんなさい。むずかしいです。そのまま行けば基準の5.0秒以上に達しないし、速度落とせばふらふらしてコースアウトするし。亮平くんのお手本から、乗り越える直前にアクセルひとあおり&クラッチワークを学び、再びチャレンジするも2度こけてしまう。やっぱインストラクターうめえ。入る前にリアブレーキの感触を確かめるといいよとのアドバイス。何度かやった中で9.7秒が出たけど完全なるまぐれだ...1時間目が終わりを迎え校舎に入る頃、止んでいた雨が僕の心を表すかのようにまた降り始めた。
冷蔵庫のお~いお茶を飲んで、カッパを戻しに準備体操の場所へ行くとちょうど亮平くんもカッパを脱ぎに来ていた。
「暑いですね(^^;)」と話しかけると暑いね~と。そして「昨日のカマロは君の?」と会話のキャッチボールをしてくれた。実は昨日、適性検査が終わりカマロで帰るところで教習終わりの亮平くんとフロンドウィンドウ越しに会釈していたのだ。僕だと気づいてないかなとも思ったけど、どうらや認識してくれてたみたいだ。ちょっと嬉しい。そうです、と答えてアメ車好きなんですかと訊くと、車も好きでね...とちょっとばかりおしゃべりタイム。そこでなんと、
「大特持ってるのって君だったっけ?」というお言葉を頂いた!すげえ嬉しいよ。ちゃんと見てるんだというか、やっぱ珍しいのかというか。もう亮平くん大好き。そんなこんなで2時間目で亮平くんに波状路の成長を見せてやる!と意気込んでいたら並ばんのかーい。ちょっと寂しい。ということで2時間目の担当はKJ(関ジャニの錦戸似の方)。
2時間目はビッグスクーターを体験してみようのコーナーがあると予告された。とりあえずさっきと同じように立ち姿勢で慣らして最初に3回スラローム。ただし、検定の緊張感を再現するために同じ組の子に見られながらのスラロームだった。3回目は6.1秒だったかな。ちょ~っとずつあの独特なアクセルワークが分かってきた感じ。そして亮平くんのアドバイスを意識しながら波状路へ。少しはマシになったかなというところで、KJが「完璧な波状路を見せてあげるよ。リアブレーキを使わずにね」と。リアブレーキを強くかけすぎていたのだろう。ブレーキ使わなくても6秒ぐらい出せることを見せてくれた。やっぱうめえ。9個ある出っ張りの間隔が異なるから目線は正面じゃなく少し下だよと教えられた。僕は数え切れないほどやってるから正面見ながらでも出来るけどねという少々の自慢と共に(笑)上手ければ自慢もカッコよく聞こえる。
ラスト10分で、ビッグスクーターに乗り換え。クランク超ムズイからやらんくてもいいよと言われた。中免のスクーター体験のときに、クランクでこけてるからめっちゃわかる。スクーター怖え。でももちろんクランクやるぜ♪応用コースを走ること数分、思ったよりは運転しやすい。クランクではこけなかったけど、コーンを2つ薙ぎ払ってしまった(爆)更に一本橋から墜落。じゃんねん...NC750に再び戻り、クラッチとニーグリップってありがたいよねとKJと会話。
終わりの時間だったので、最後に一本橋やらせてくださいとお願いしたら快諾された。ぐるっとUターンして、一本橋へ向かう。実は昨日の深夜に愛する先輩とカレーを食べながら、一本橋のコツを教えてもらったのだ!「CB400は4気筒だから低回転でも安定しやすいのに対して、NC750は2気筒だからCB400と同じぐらいの回転数じゃやりにくい。4000ぐらいまで回すとピストンがバランス取ってくれるから」なるほど!!目から鱗が落ちるアドバイスだ。更に、20秒に到達すると教習手帳に「一本橋20秒」と書かれるそうではないか!これは一種の勲章ですよ。欲しい!そんな回想をしながら発進。まずは低速で乗るのに成功。クラッチを握りアクセルを多めに開ける。ブーーーーーーーーン。落ちr、ない!回すとホントにバランス取れるよこれ。感動しながらじわじわと渡り切り電光表示を見ると、19.9の文字が!うーーーん惜しい悔しい(>_<)残念な気持ちでいると、後ろからやってきた結城先生が無線で「一本橋19秒」と無線で報告しているではないか。お、これは...と少しばかりわくわくしながら快晴の空の下を通り校舎に戻る。帰りの会をしてると、19秒いったんだねとKJに伝わっていた模様。19.9秒です!と強調しておいたが、教習手帳には何も書かれなかった。くっそーーーー!次は絶対に20秒突破してやる。湧き上がる悔しさと高まる意欲を忘れず、次回は第1段階みきわめであります。
8月27日
着くと先日受けた適性検査の結果を返された。5Bでした。勝手に亮平くんって言ってるけど、教習が始まる前に本名を確認した。珍しい名字χと下の名前は若干亮平に似てた。後で家で調べたら、四輪も普通二輪の時も担当されてなかったっぽい?今日はみきわめだけどこれといった緊張感はなく、いつも通り準備する。準備体操は亮平くんが担当をして(嬉しい)、部屋に戻りインストラクターと向かい合って並ぶ。ずっと亮平くんに見てもらってるから今回は別の人かなと思ったけど、誰も僕の名前を呼ばずに最後に残った亮平くんが僕の名前を読み上げた。もうここまでくると、亮平くんが僕を選んでいると考えても全く不思議ではない。相思相愛だ。みきわめワッペンを
青ゼッケンの左側に付けていざ出陣。
慣らし走行をしてから、僕ともう一人同じ大型第1段階みきわめの女性と、坂道発進と急制動と波状路と一本橋とスラロームを練習して、「その1」を走ることになった。波状路は前回少し慣れたかと思いきや、5秒切ったりエンストしたりで散々ですよ。改めて亮平くんにもらったアドバイスは、フロントブレーキは要らない、しっかりリアブレーキで速度を落とす、です。心に刻みます!!Uターンすること3度、まあまあ自然な感じの6.7秒が出た。発着場所に戻り「その1」に移行して、先行する前述の女性の後ろを走行する。スイスイと走り次はS字というところで、女性が手前のS字に入ったので僕は奥のS字に入った。これも難なくこなすはずが、なんと転倒してしまった...!S字で転ぶ?この僕が、この段階になって、しかもみきわめで?少なくないショックを感じながら冷静にNC750を引き起こしてコースに復帰した。クランクは普通に通ったものの、なんかバイクがカタカタしておかしい。一本橋手前で亮平くんが来てくれてタイヤの異変に気付いてくれる。何かねっとりした黒い物質(パイロンが熱で溶けたのかな?)が前輪にこびりついていたので一本橋を通ってからバイクを交換した。亮平くんにS字で転んだ理由を訊かれたけど自分でもよくわからない。ちょっと膨らんだ時に、自転車のブレーキのつもりでついついクラッチ握っちゃったからかなとも思ったが、あまり記憶が定かでなかったので、「バイクの感触が前回と違いました」と苦しい回答をした。唸る亮平くん。「なるほどね。でも検定は一発だからね。」うーわこれ、みきわめ落ちたかも。その後、動揺のせいか波状路もうまくいかず踏切も忘れてとばしてしまう。もうオデノカラダハボドボドダ!
コースも間違えて失意の中、次の指示がなかったので一本橋やろうとスタンバイしてると、スッと横に亮平くんがやって来て「技量としては達しているので第1段階終わろうと思います。これからは課題の精度を上げていこう。もう次から絶対にこけないという気持ちでね」と言うではないか。ワンチャンみきわめ落ちると思ってたから嬉しくて言われたこと正確に覚えてない。ありがとう。もう転ばないようにしっかりと第2段階やります。
さて第2段階、休み時間にゼッケンを取り換える。
黄色ゼッケンじゃ。連続教習なので準備体操は省かせてもらう。それにしても靴下の
匂い臭いが漂ってくる。洗濯しなきゃいかんのう...。この時間は亮平くんは参加せず(残念)、蕎麦くんに名前を呼ばれた。今回蕎麦くんは5人も名前を呼んだ。めっちゃ担当するやん、と思ってたら僕は慣らし走行が終わったらNeckへ引き渡されることを告げられた。鍵をもらって出発場所へ向かう。慣らしで僕が5人の先頭を走ることになった。蕎麦くんの後をぴったりとついて行く。しっかり左寄せして、8の字もなかなかに安定している。やはり僕基本はそこそこ上手いのでは?と悦に入る。そして「ここでさよならです」と別れを告げられ、普通二輪
黄色ゼッケンの子と2人でNeckに教えを請うことになった。
先ずは、急制動の場所で回避の練習。1回目に左回避、2回目に右回避、3回目に信号が赤にならなかった側に回避。普通二輪のときにやったね。信号を見て、回避してから止まるには、空走距離に加え動作も多くなるので、ヤバいと思ったら回避するより先ずはブレーキをかけようというのがこの練習の意味らしい。次にメーターを見ずに感覚で30km/hを出して制動。その次に「目標までの制動」と「目標への制動」の練習。前者はいつも通りの急制動だが、後者は狙った位置に止められるかということだ。後者のときに、狙いすぎたためか前輪がロックして危うく転ぶところだったがなんとか持ち堪えた。お次は、車間距離の確認。Neckが真ん中の点線(車両通行帯境界線)を、我々がその少し後ろの左右を走るもので、インストラクターがブレーキをかけたらすぐに我々も止まり、実際だったらぶつかっているかを体験するもの。うん、これもやったことあるね。その次は、20km/h、30km/h、35km/hで破線からはみ出ずに曲がれるか。前を走る普通二輪の子が遅かったもんで僕は全部20km/hぐらいになっちまった気がする。でもそのおかげでしっかりコーナリングを決めることができた。まだまだ、お次は、8の字でぐるぐるしてる最中に障害物を置かれるというもの。難なく避けられたが、この練習の意味は、実際の道路にはこのような「あ、あそこに障害物だ。避けよう」なんてありがたい障害物はないから危険予測しようということだそうだ。これと同時にクラクションを鳴らされたらすぐに止まるという課題が課されていたが、すっかり失念しており、「誰か間違えてウィンカーと間違えてブザー鳴らしたな(笑)」なんて考えていた。カーブで曲がると転ぶからまっすぐになってからブレーキかけようとのこと。最後に、リーンウィズ、リーンイン、リーンアウトを意識しながら、内回りでそれぞれ1回ずつ3周回った。これは大型二輪向けらしく、ここで前後交代して僕が先頭になり難なくこなす。普通二輪の子は周回遅れ。この後初めて「その2」を走って、少しの自由時間に過去一綺麗な8.7秒の波状路ができた。是非とも亮平くんに見てもらいたかったな。
(追記)スラロームを普段と左右逆に侵入するのもこの回だった気がする。何の意味があるのか忘れたけど...
終わりの会はNeckにしてもらって、今日はおしまい。次回こそ自分の上達を見てもらうべく亮平くんに担当して欲しいものだ。
8月31日
本日の予定は、4限と5限に連続して教習、9限にシミュレーターです。空き時間が何とも言いようのないやるせなさを感じさせるネ。でも、1時間目の担当が亮平くんだからいいのです。今回の項目は比較体験ということで、久しぶりにCB400に乗車した。なんかちっちゃい!おもちゃみたい!スロットル回すと一気に回転数上がる!そうか、2年前僕はこれを駆って教習を受けていたのかと郷愁を感じた。(うまい)
NC750に戻ったあとは特段変わったことをせず、コース走行や課題を行った。僕は急制動でいつも青コーンの前で止まるようにブレーキを掛けていたけど、「そうするには強くブレーキを掛けざるを得なくなりそれによってタイヤがロックしやすくなるから、青コーンと赤コーンの間で止まっていいよ、赤コーンまでに止まればいいんだからね」と亮平くんに言われた。それってもはや急制動じゃなくね?と思ったけど、確かにそっちのほうが楽だし安全だ。これからは余裕をもって止まります。一本橋は16秒ぐらいで伸び悩み、20秒越えはおろか
2日目の19秒も出ない。波状路もフラついたりエンストしたりとイマイチしっくりこない。「波状路は苦手かなあ?」と亮平くんに慰められるように言われた。「出来るときと出来ないときの差が激しいんです」「タイムを狙いすぎずに普通に通れば5秒は出せるから、まずは通り切れるようにして、その差を確実に埋めていこう」 ずっと担当してくれている亮平くんに上手くやっているところを見せられないのはとても悔しい。
休み時間に入る前に、ついに亮平に質問してみた。NC750の一本橋において、高回転で攻めるのはやはり正解だった。一回19.9秒出てるなら後は姿勢やバランスを意識してひたすら特訓するしかないと言われた。むう。ついでに踏切に入るときのウィンカーについても質問しておいた。
昼休みを挟んで次は亮平くんではなく蕎麦くんが担当になった。この時間は人数がめちゃ少ない。慣らしをして一通りコース走行が終わり、発着場所だったか一本橋だったかにいると左横に蕎麦くんが来た。
「ではあとは自由に課題をやってくださいね。何か聞きたいことはありますか?」
「一本橋を極めたいです。とりあえず20秒出したいです」
「19秒出したことあるならもうすぐ出せますよ。坂道で練習するのもいい方法だけどね。」
「(ん?坂道で練習?なにそれ)坂道ってなんですか?」
「やったことないですか。じゃあ人少ないしやってみましょうか」
という感じで、謎の特訓をしてくれることになった。坂道発進の坂道の反対車線に入って、蕎麦くんが説明を始めた。上り坂では、リアブレーキを使わずアクセルとクラッチの操作だけで出来る限りゆっくり登るようにする。そう言って蕎麦くんがハンドルを忙しく動かしながらじわじわと登っていく。僕もやってみる。おお、難しい!まあまあゆっくりと登れはするけど、倒れそうになるから足をついちゃう。これも回転数は高めかな、ずーっとヴゥゥゥーーーンって感じ。下り坂では、クラッチを全部握っちゃってアクセルとリアブレーキだけを使ってゆっくり下りてみるようにと。蕎麦くんがお手本を見せてくれる。すげえ、一瞬完全に静止してるよ!リアブレーキをぐっと踏んで静止して、倒れそうになったらハンドルを反対に切ると同時にリアブレーキを一瞬素早く離してまたぐっと踏むって感じかな。これもなんとか下りてみる。「これならすぐに20秒出せますよ。人少ないから、反対車線だけどこの練習していいですからね」と意外にもお褒めの言葉を頂いた。これはまさしくアハ体験。インストラクター同士で競う大会に向けてする練習らしい。
さてぐるっと回って一本橋に向かう。今やったばかりの練習の成果は出るのだろうか。乗り上げは良好。高回転でグネグネ耐える。落ちそうになれば思いっきり煽ってバランスを取りなんとか耐えて耐えて耐える。ゴールまで目前。最後でもうひと踏ん張り。カタンカタン。渡り切り電光表示を見上げると....
20.4。え、出た...一発で出たよ。歓喜に困惑が入り混じった表情をしながらその場に固まってしまった。何かを察知したのか、高速教習の担当だったYさんが向こうから電光表示を見に来てくれる。「おおー。おめでとうございます(^-^)」そう言って褒めてくれた。いやあ嬉しい!蕎麦くんも「いきなり出ましたね」とちゃんと見てくれていた。
浮かれながら走っていると蕎麦くんに呼び止められた。「9限にシミュレーターを予約してもらってると思うんですけど、この後空きがあるので6限にこのままやっちゃいませんか?」今日は何て良い日なんだ(^^)終わりの会で「20秒の次は25秒、30秒と狙っていってくださいね」と言われた。いやあ、頑張ります。
次は早くしてもらったシミュレーターです。体操免除なので部屋にいると亮平くんが並び始めたので、ついつい一本橋20秒到達したよと話しかけちゃった。因みに訊いてみたら、亮平くんは体力がもたないということで50秒ぐらいらしい。そして担当はなんと亮平くん、たくさんお話できるぞ。一緒にNinja250乗りのNくんとやることに。シミュレーター室でNくんと軽い雑談をしながら亮平くんが来るのを待つ。大型二輪はシミュレーターが1回だけでいいから助かるネ。このシミュレーターは何故かバイクを作ってない三菱製なんだ(笑)と小ネタを教えてくれる亮平くん、お茶目だ。さて、Nくんとジャンケンをして僕が勝ったのでトップバッターを務めます。エンジンかかったのかわからん、速度の感覚がわからん、現実だったら絶対曲がれる交差点で曲がりきれず電柱に突撃、減速チェンジしてもエンブレ効かない!シミュレーターはクソってはっきりわかんだね。こんな感じで終えて、バトンタッチ。彼も一度こけてた。こればっかりはしょうがないよ。倒れたらフロントブレーキを握れば起き上がる仕様になっている。一つ気になったのは、Nくん減速チェンジしていない。止まる直前にクラッチ握って一気にガシャンガシャンガシャンしてる。昔の僕みたいだ。
低速走行しなければいけない住宅街で加速減速を繰り返したりフラフラすると、カッコよくないしあのライダー大丈夫かなと見てて不安になるから、そういう時に一本橋で培った技術を出してほしいとのこと。「歩行者信号が赤になって、車の信号ももうすぐ赤になるときにそのまま行っちゃうか」「トラックが右折待ちのとき左から通り抜けるか」など安全と危険についての議論が一通り終わった後は、亮平くんと雑談タイムでした。亮平くんは昔
リッターのジスペケに乗っていたらしい(ジスペケが何かわからず後から調べたのは内緒)。家から会社(中部日本)まで5kmしか離れてないのに(燃費悪いから)何回給油するんだって感じだったよ(笑)なんてやっぱりお茶目だ。中部日本の先輩とオフロードの試乗会に行ってからオフロードにはまったらしく、今は250のオフロードに乗っているようだ。外にいつもある青いオフロードかな。ツーリング行ったことある?とかオススメの道ある?とかほんとに雑談で楽しい時間だったなあ。LINE交換して休みの日に一緒にツーリング行きたいなぁなんて思ったりしてました。
9月5日
メールのやり取りやサイズ交換を経て遂に手に入れた
Daineseの夏ズボンのお披露目です今日は。更に教習最終日ということもあって、愛する先輩と同級生が見に来てくれる!2人とも中部日本で大型二輪を取ってるから母校凱旋ですね。今日は昼休みを挟む予約なのでお昼ご飯のチョコパンを買うためにパンのトラに寄って登校しました。
あっという間にここまで来ました、ドヤ顔
赤ゼッケンです。例によって自撮りをパシャリ。1日で終わるのが勿体無い。1時間目はKJ(ピーターパン党の方、以下、闇KJ)の担当でした。この時間は高度バランス、自由走行、そしてハーレー体験。高度バランスは、要するにUターンの体験でした。コーンからコーンへ半円を描いて止まれるか、よろめかずに止まるのが意外と難しい。ハーレー体験の為に闇KJがハーレーで来てくれてたから、お手本見せてくれたけど流石にハーレーではやりにくそうだった。というか、ぶつかってた。この練習は、バイクを傾けないと曲がれない距離があることを理解すること、ヤバかったら足をついてUターンしてもいいということを教えるものらしい。次にハーレー体験。んん~~~~。ニーグリップできないのがこんなに辛いものなのか。ビッグスクーターとはまた違ったやりにくさだ。一応ミスすることなくコース走行出来たけど、ハーレーで教習するコースを選んだ人はバイクの特性や楽しさ(一本橋やスラローム)を理解しきれずに終わるんだろうなあと勝手に想像していた。因みに、波状路は座って通過しました。一周回ってハーレーとはお別れしました。残り時間で兎に角一本橋とスラロームと波状路の特訓だ。だけど不幸なことに、今回の753号車は大ハズレのNC750でした。クラッチがありえん固いし半クラッチが早過ぎるし、まあ運転しにくいのなんの。お陰で思ったような操縦が出来なかったけど、753のせいにして自信と自尊心を保つ。 一つ学んだのが、教習者仕様で5000回転を越えるとエンジンが止まる例のアレを波状路でやってまったときに、結城先生がが卒検ではレブリミットは解除されるけど、エンジン回し過ぎをとられて減点されると教えてくれた。へぇ、そんな採点項目あるんだねぇ。
2時間目の担当はポッター(あのぽったーに似てるから)。この時間は759号車でクラッチが柔らかい!当たりだ、あー良かった。慣らし走行で外周とS字とクランクをひたすらやるだけってこのインストラクターしょぼくね?と思ってしまったけど、全国大会のコーススラローム1位の人でした。すみませんでした...。それよりも気になったのが、慣らしで僕の1つ前を走っていた普通二輪の
赤ゼッケンの女。S字・クランクへの侵入時、T字路での右左折時、全てにおいて一旦反対に大きく膨らんでから曲がりよる。いやいやいや、そりゃあいかんでしょう。仮にも
赤ゼッケンでしょうよ、もっと適切な走行してほしいね。というより、それが問題だということに気付いてないのかもしれないね。さて、他人のお節介&粗探しはここまでにしましょう。
一旦発着場所に戻り、卒検で重要になる乗り降りのポイントをポッターに教わった。乗り降りどちらも、右手でフロントブレーキを握る、しっかり後ろを見てから行動開始、大きく開脚して跨るのではなく膝を曲げてシートに滑らせるように小さく跨る。体操経験から柔軟性があるもので、これ見よがしについつい大きく開脚しちゃうんです。ていうか愛車のタンデムシートにバッグを積んでるから開脚しないとつま先が当たっちゃうんだよね。とにかく卒検ではやめときますね。
波状路はもうかなり安定してきた。リアブレーキでしっかり速度を落としてリズムよくアクセル回すと。もう大丈夫でしょう。一本橋はなんとか20秒台に到達した。特筆すべきはスラローム、ここにきてようやくスラローム独特のアクセルワークが分かった気がしたのだ。コーンをいつくか薙ぎ払いながら、6.5秒、6.1秒、5.9秒と調子が上がっていく。そしてポッターのアドバイスをもらったのち、5.3秒、5.2秒が出た。5.2秒がおそらく自己ベストですね。悪くはないスコアなのでは?
2時間目が終わり、3時間目までにお昼休みを挟むので、2階でパンを食べようと外に出た丁度その時。
ドドドドドドドドドドドドドド
というけたたましい爆音が聞こえた。これは、DIAVELの咆哮、愛する先輩と友人の到着だ。2人ともホントに僕のみきわめをみきわめるために来てくれたのだ。嬉しいなあ。結城先生に卒業生としての写真を3人で撮ってもらって、2階で用紙を記入しながら楽しいお昼休みを過ごした。それも束の間、第2段階みきわめに旅立つ。
最後の教習の担当は闇KJでした。急制動前に一旦止まらないといけないのか質問すると、少々面倒くさい回答が返ってきた。
「なぜ止まることになっているか考えてみよう。きちんと確認しないと危険だからだね。昔は止まらなくても良かったんだけど、前が詰まってるのに行っちゃって事故になったことがあったから止まるようにしたんだ。因みに検定では止まれという規定はないけどね」
それだよそれ。最後の一文が知りたかったことだよ。これが闇がついてる所以である。前半は波状路とスラロームと一本橋をひたすらやって、最後の詰めをした。最終的に一本橋の自己ベストは21.8秒になったのかな。2人が校舎の窓から僕の走りを見てるから、外周走ってるときにめっちゃヤエーしたった(笑)前半の終わりにみんなで乗り降りやってみましょうの時間があったけど、2時間目のポッターのお陰でいい評価を貰えました。あと、卒検用に粘らない一本橋を練習させられた。
後半にみきわめとして「その1」を走ることになった。もう何の不安もなくスイスイ走って乗り降りも完璧。「良い走りでした」と言われ一安心。校舎に帰ってから、自分の承認欲求を満たすためにくだらない質問をしてみた。
「さっきぐらいの走りをすれば受かる、というかまあ落ちることはないですかね」
「絶対受かるよ。余裕で受かる。逆に言えば受かるレベルじゃなければみきわめ合格出さないからね。第1段階の状態じゃ受からなかったけどあれからかなりから上手くなったよ」
ぼく第1段階であなたに担当されたことないんだけど...ホントに見てた?適当言ってない?と思ったのは内緒。明日の卒検の予約を取ってもらってあっという間に
赤ゼッケンが終了した。2人がロビーで結城先生と談笑しながら待っててくれてた。先輩が「明日後輩が卒検なんですよ。一本橋で30秒以上出さなかったら落としてやってください!!」なんて言ってるじゃないの。頑張ります(笑)帰りは3人でコンビニに寄ってバイク談議に花を咲かせてからバイバイした。そのあと、別の友人と後輩たちと知多半島へ海鮮を食べにカマロでドライブへ行きました。帰ってきてから決意文を書いて明日に備えます。
9月6日
さあ今日は卒検だ!14:10集合なので10分前に着くように家を出発。カウンターで教習手帳を渡してH氏に視力検査をされた後、いつもプロテクター着けてるもんねじゃあ2階で待っててね、ということで2階で待機。待ってると続々と人がやって来る。いやいやめっちゃおるやん、この人数を時間内に捌けるか?と思ってたら、亮平くんが2階へやって来て「原付教習を受けられる方こちらへどうぞ」と。なるほど納得です。そうかインストラクターは原付を教える仕事もあったね、大変だなあ。そうこうしてると何故か汗だくになった検定員Mがやって来て部屋へ案内された。一番前の席に座って熱心に説明を聞く。検定員Mはお茶目で優しそうなおじちゃんで飽きさせないように説明してくれる。今日のコースは、卒業検定「Bコース」、どこかで見覚えありますね、「その1」の最初の外周1周がないだけですね。検定員Mによると、教習で使うコースと卒業検定に使うコースを同じにしてはいけないという決まりがあるらしい。そのために「その1」を1周多くしているのか、はたまた卒検コースを1周減らしたのか、まるで鶏が先か、卵が先かですね。エンストは4回でアウト、S字・クランク・スラロームでパイロン接触、一本橋落下、転倒は即アウトだから気を付けてねと。今日は一本橋でタイムを狙うんじゃなくてサッと通り抜けちゃってねと。検定員Mが経験したなかで、過去10年に一度だけ、全部走り切ってバイクから降りて歩き出した後に、スタンドがちゃんとかけれてなかったのかガッシャーンと倒れたことがあったそう。これも転倒として扱われるから倒れないことを確認してから離れてねだって。愛知県警?からの指示で、一発アウトで落ちることが確定しても最後までコースを走らせなさいというものがあるらしく、もしそうなっても申し訳ないけど最後まで走ってねと。色々と裏話を教えてくれて、ここのネタになるから個人的には嬉しい。検定員Mの説明が一通り終わり、質問はないですか今なら何でも答えますよと言ったので、念のためもう一度急制動前に止まらなくていいかを訊いておいた。時刻は15時前、教習の休み時間に卒検ができるようにうまいことなってるもんだ。
本日の検定は12人、そのうち大型二輪は自分を入れて2人。昨日一緒に
赤ゼッケン着けて教習を受けてた男の子がもう1人で、彼がゼッケン1、僕がゼッケン2でした。1~6と7~12に分かれて2組で検定をすると言われたけど番号的に考える余地なく僕は2番目ですね。前の人が発進したのが見えたら歩いてくるようにと言われたが、僕は一応うんちをしに行ったのでゼッケン1の発進を見ることなく発着場所へ向かいました。
しっかりと後方確認をしてから乗り、慣らしの1周をして発着場所に戻る。うん、検定用のNC750はギアチェンジが滑らかにできる。ぶっちゃけこの時点で勝ちを確信したけど、油断は禁物ね。スピーカーから検定員Mの開始合図を確認して右ウインカー、さあ発進。外周1周少ないことを忘れることなくすぐに南交差点へ入る。S字・クランクを難なくこなし、さあ一本橋。落ちたら終わり落ちたら終わり。普段20秒を目指しているのにいざ10秒で良いとなるとやはり感覚が狂うもので昨日練習しておいて良かった、なんてことを一瞬のうちに思考してスッと通る。が、あまりに粘らなさ過ぎた。うわ~これ10秒ないわ~。ちょっと落胆したけどすぐに気持ちの切り替え!なぜなら次は個人的最大難関、波状路だからだ。もうマスターしたとはいえ最初は全くうまくできなかったというトラウマがある。とりあえずエンストだけはしないように意識してやったら、なんのことはない。楽勝に通れました。おそらく6秒強はあるんじゃないか。次はぐるっと回って踏切、急制動、そしてスラローム。5秒台出せるようになったものの、やはり本番でそこまで攻める度胸は無く、カッコ悪くグネグネと通りました。あとは坂道発進して発着場所に戻り、エンジン切って後方確認して降りて終わり。うん、これは受かったね。
多少のウキウキを隠せないまま検定員Mにワンポイントアドバイスを貰う。
「おつかれさまでした。走ってみてどうでした?」
「いや~、一本橋がちょっと早過ぎましたね(^^;)あれ10秒なかったですよね」
「ん~ギリギリあったよ(ニッコリ」
「ほんとですか!!」
「スラロームの3個目でちょっと膨らみ過ぎたね。最初に速度落としておかないと段々としわ寄せが来るからね。あと、これは皆に言ってることなんだけど、安全確認が形だけにならないように、身を守るためにしっかりと見てね。おつかれさまでした」
「ありがとうございました」
という感じの講評を頂きました。スラロームをばっちり決められなかったのが悔やまれる。あれって減点されたのかなあ。まあでも合格はほぼ確実なので、気にしない。受付でH氏に検定ゼッケンを返す。「もう1回着る?」と笑いながら言われたので、意図を汲み取って「もう着たくないです」と返しておいた。他の人の検定が終わるまで、その走る様を校舎から観察させてもらいました。一つ言えるのは、普通二輪の人はまず左寄せしてないね。真ん中、ひどければ右寄りを走ってる。僕のびっちり左寄せが余計に浮き立って見えるだろうから全然良いんだけどね♪
全員の検定が終わり2階で待ってるとアナウンスが流れた。1人だけ死刑宣告も同様の名前を呼ばれてしまっていた。嗚呼、可哀そうに。残りの11人は合格です。検定員K(普通二輪のときの検定員)がやってきて教習手帳と免許証を返され、アンケート用紙を渡されたので亮平くんと蕎麦くんへお礼を書いた。ありがとう。もうしばらく待って、愛知県民は検定員Mから、僕を含めた3人の愛知県外民は検定員Kから卒業証明書を貰って解散しました。これで中部日本3度目の卒業が果たされました。めでたしめでたし。ところがぎっちょん、4度目の入校の可能性があるのです。そう、準中型!金額やすぐに教習を開始できるか訊くために本館へ向かう。二輪の受付にいたお姉さんが対応してくれた。受付のお姉さんはシフトで四輪と二輪を行ったり来たりするのかな?連続で入校すれば入学金の部分が免除されるのではという淡い期待を抱いていたのだけれど、どうやら世界はそう甘くないようだ。更に、準中型車の台数がまだ十分でないために教習の開始が10月以降になる可能性があると。その代わりに、あらかじめ予定を渡してスケジュールを組んでくれるオーダーメイドを無料で行っていると。まあどうせここに通うからなんでもいいんだけどね。とりあえず免許センター行って、限定返納しなければ。
本館に泊めた愛車に戻って帰ろうとしていると後ろから声を掛けられた。「おつかれさまでした」振り向くと検定員Mではないか。なんて気のいいおじちゃんなんだ、赤髪でヤンキーみたいな見た目のガキに声を掛けてくれるなんて。
「これでやっと大型乗れます(^^)」
「えー、このバイクどうするの?」
「いえ、このバイク気に入ってるのでしばらくは乗り続けようと思ってます。でもゆくゆくはDucatiに乗りたいですね」
「いいねえ。さっきの子(ゼッケン1の子)はKTMに乗りたいって言ってたよ。因みにおじさんもKTMに乗ってるんだよ。向こうの駐車場に泊まってるの見てない?」
「あ!見たかもしれません。今から見てきますね」
「ホントは大型に乗りたいんだけどねえ、経済的に厳しくて250ccのなんだよ。気をつけて帰ってね」
検定員のおじちゃんでもバイクで通勤かあ。男はやっぱりいくつになっても男だね。ほっこりしたひと時でした。この人に免許を貰ったようなものだからね。ありがとうございました。
9月10日